こころの病気と付き合う僕 その2




自叙伝の続きです。お時間があれば読んでくださると嬉しいです。

その1は下から↓

こころの病気と付き合う僕

2018.08.18

バイト

2017年、実は初のバイトも始めたんです。
お金がなくて、どうしても稼がなきゃ…ということで。

知り合いのところでやらせてもらいました。

でも…なかなかハードで。体力のない僕にはかなりきつい作業でした。

そしてお客さんとの対人関係。コミュ障だから何話していいかわからないし、慌ただしくなる。
でもニコニコ笑顔は忘れず。引き攣る。

社長とのコミュニケーションも…
この方の息子さんも、精神的に病んだ時期があったそうで、理解はありました。

でも、僕が

たける
〜っていう症状がでてつらいんですよね…

と言うと

社長
しんどい「つ も り」やで

と言われました。
きっと前向きになってもらおうという意味を込めて仰ったと思うのですが、僕にはどうしてもキツく聞こえちゃいます。

そうか…しんどい”つもり”なのか…!

…ってならないでしょ…?

そんな感じでバイトをしていたのですが、

社長
うーん、この時期は暇やし大丈夫よ

といったことが多く…月2,3ほどしか入っていませんでしたね。
だから覚えるものもなかなか難しくて、よく注意されました。

お仕事

映像

バイトがこんな感じでしたので、何かないかなぁ…と探していたところ、

「ココナラ」というサイトを発見。

サービスを売る。そういうシステム。
僕の大好きな映像を作れるのです。つまり、映像を作るサービス。

これほど嬉しいものはない、ということで、
YouTubeのオープニング,エンディング映像を作ります!やら
結婚式のムービーを作ります!などと出品いたしました。

するとですね、依頼がどんどん来るわけです!

これは「お仕事だ」ということでしっかりと丁寧に対応しました。
コミュ障でもメッセージやり取りならできる!と。

納品が終わり、評価をいただくのですが、

クライアントさん
とても丁寧な対応をありがとうございました。この価格でこの対応とクオリティーは本当にヤバイです笑

や、

クライアントさん
こちらのイメージに合った大変満足のいく作品を作っていただきました。すばやい対応で皆様にもおすすめできます!

などといった本当に本当に嬉しいコメントばかりで……
好きな映像を作って、喜んでもらえるなんて…

やっぱりやっていてよかったな、と思いました。

ちなみにちなみに!!

結婚式のムービーも依頼されたんです…1度だけ。
最初は驚きを隠せませんでしたが、ご満足いただける作品が作れました。

こんな機会を与えてくださったことに感謝。

ホームページ

そんな感じでお仕事をしていたわけですが、ある日DMがきました。

クライアントさん
ホームページを作ってほしいです。名刺程度の簡単なやつで大丈夫なので!

ほうほう。ホームページに関してはそんなに詳しくないけど、名刺程度ならできるだろうということで承りました!

金額を聞かれたので、名刺程度…なら8,000円くらい?と思って提示。すると

クライアントさん
では8,000円の出来高制ということでよろしくお願いいたします

と…なぜ出来高制…?と思ったけど、お客さんに反抗はできない…ので渋々了解。

詳しい話を電話でする、と言われたので、緊張しつつも応答。

すると…とある会社の社長さんでした。ひえぇ。

電話で指示されるのですが、サーバーやら何やら訳わからない。
そうなんです。この頃はまだwixなどの無料サイトの構築しかしていなかったので想定外。
でも調べながら頑張りました。

そしてその指示内容がこれまた…

たける
全然名刺程度じゃないやんけー!!

っていう感じ。結構作りこまなければいけない。

作って連絡しても長文で修正のLINE。なんか1からやり直せ!って言われている気分でした。。。(汗)

たまに電話で怒られたり。でもクライアントさんだから仕方ない。

さすがに8,000円ではやっていけない…ということで、LINEで丁寧にお願いしました。あげていただけませんか?と。
会社は会計やらなんやらで大変なんです。はっきりしてください!と怒られたり。

で、15,000円で受けることになりました。
これでも安いわ!!ってくらいこの後も修正依頼を受け。。

管理もお願いしますと言われ。んんんんん!?!?!?!?!?

3,000円/月 で受けることに。でも管理ってなに?安定させておけばいいのかな?
そんな甘い考えでいました。

でも

クライアントさん
〇〇さんちゃんと管理してくださいよ。SEO対策とか。何もできていないなら払いませんよ

ごめんなさい…でもSEOって記事も更新されているわけでもないのにそんなそこまでできないよ…という心の声は抑えて。その後も続きましたね。季節が変わったからサイトの色を一新してほしい、とか。無謀やったけど…。

依頼に応えようとしすぎて、一回データ飛びかけたことがあって、その時は5時間ぶっ通しで修正してましたね…本当に怖かった。

いやぁ、世の中怖い。まだまだ未熟者です。

バレーボール

時系列を戻しましょう、2017年6月。

親がバレーボールをずっとやっていて、その繋がりからとある方に出逢いました。(今後Jさんと記します)

親のバレーボールの帰りにご飯へ行くことになり、僕も呼ばれていきました。家から近かったので。
そこでJさんと初めて逢い、興味を持ってもらえたみたいです。

いろいろ聞いてくださって…精神疾患を持っていて、通信に通いながらも仕事をしているよ〜ということを。

Jさんも聴覚障害をもっておられて、片耳が聴こえません。だから何か通じあうものがあったのかな。

 

ある日、連絡がきまして、

Jさん
バレーボールの教室を開くの、協力してくれる?

と。具体的には「ホームページ作成」や「名刺作成」、「スクール風景の写真撮影」など。

僕は、やりますよ!!と。

第一回ミーティング。Jさん以外に2人、知らない方がきました。
みなさん同級生でバレーボール経験があるそうで、記録も残しておられます。

そこで僕はキーノート(Windowsでいうパワポ)で「こんな感じはどうでしょう?」と提案。

すると大歓声。笑

そこからスタートです!!

最初はすべてボランティアでしたが、さすがに仕事量が多くて…
親を通して伝えてもらったのですが、月に3,000円いただけることになりました。

月に2回ほどスクールがあって、ホームページで募集,参加者一覧表を作る,当日写真を撮る,帰ってSNSにあげる…と結構大変。

でも達成感やりがいはあったので、ありがたく続けました。

治療

認知行動療法

これは以前から主治医に教わっていたのですが、ようやく実践できる調子まで戻りました。

簡単に説明すると、

認知行動療法
①今日〇〇があってつらかった。
②もしあの場面でこう考えていたらどう変わっていただろう?
③多分「しんどい」という感情も減っただろう!

みたいな!物事に対する見方や思考を変えていくことで、その後に残る感情や影響にも変化があるのでは?じゃあ次からはこうしてみようか…!

といった感じ。(あくまでも個人的な捉え方です!)

認知行動療法のコツを掴んだというか…できる場面が少し増えてきた気がしました。

アサーション

これも初期から主治医に教わっていたことです。僕は相手の気持ちばかり考えて、自分の感情を押し殺していました。

でも「相手の気持ちを尊重しつつ、自分の意見もハッキリ伝える」ことが大切なんだ、と。

これをアサーティブと呼びます。僕はノンアサーティブ。少しずつ変わろうと思えました。

アサーションができたら、人間関係も大きく変わっていたでしょうね、、、(未だにできない場面が多い)

マインドフルネス

そしてマインドフルネスという療法もあります。これは瞑想の一種でもあり、

自分の感情に気づき、それから距離をとる。そして”今”を生きる。

最初はなんのこっちゃ分かりませんでしたが、この頃から何となく感覚が掴めてきました。

僕が一番やりやすかったのが「食事」

心が重い。でも食べることに集中。あぁ、このお肉の匂い。食感。味。

じっくり味わうのです。

これをしていると、家族からの声も聞こえない…というか完全に集中しちゃってる感じです!

ネットや本に書いてあるやつが難しい!と思った方は、食事から始めるのを個人的におすすめします笑

学校(2)

進路

さて、高3ということで「進路」を決める時期がやってまいりました。

僕は病気になってから、「心理」を学びたいな、と思っていました。
しかし、

うつとか持ってる人は心理行かないほうがいいよ

などと言われ…

デザインや映像の分野で探してみることに。
そこで見つけたのが「専門学校」

大学に行くぞ!!と決めていた僕に新たな選択肢が生まれました。

その専門学校のオープンキャンパスへ行ってみると…

楽しい…!!

好きなこといっぱい…!

道が開けた感じがして嬉しかった。

ただ、自宅から少し遠いんですよね…そこが難点。朝の通勤ラッシュで長時間の電車はパニック的にも無理がある。

だから…再度大学も視野に入れていろんな人に相談。

最終的に

たける
大学に行きたかったけど、専門で好きなこと学ぶんだ…!

と決めました。

AOの願書をだして…合格!一番初めに進路が決まったそうで、めっちゃ「おめでとう!!」と先生たちから言ってもらえた。

身体 

とある日。学校へ向かう途中。
電車の中で息苦しくなって、首がしまる感覚(喉に違和感)と共に吐き気、ふらつき…
パニック…ではないぞ…?

たける
とりあえず…学校まで行って…休ませてもらおう…

駅を出るところまではふらふらしながら歩けたのですが、しばらくして、

倒れました。

意識は半分残っています。その半分の力を振り絞って学校へ電話。

すると5分程で先生が車椅子を持って駆けつけてくれた。

男の先生二人がかりで僕を車椅子に乗せ…学校のソファをつなげて、そこで休ませてもらいました。
その時の頓服はレキソタン。首がしまる感覚と吐き気はなかなか消えませんでしたが、40分程でなんとか落ち着きました。

お礼を言ったあと、授業を受けようとしたら…止められた。

親御さんの迎えがくるまで待って、と。

実はそんなことが数回続いて…
本当に迷惑かけたなぁ…と思っています。

そういうわけで、この年の合唱コンクールは、

先生
自分たちの出番のときだけ来たらいいよ

と言っていただけて…助かりました。
でも最後の行事、楽しみたかったなぁ…という想いは消えません。

お仕事(2)

実は9月くらいからお仕事の継続依頼がきていて、受けていました。
動画に長い字幕と自動読み上げ音声をいれて、それとサムネイル画像を納品する、という比較的簡単なお仕事でした。
その分単価が非常に低いですが…

それと共に冒頭で記した「ココナラ」のお仕事も受けていました。

そのお仕事のほうが、僕だけでなく他のメンバーも協力してやっていこうという流れに変わったんです。
そこで新規の方がたくさん来て…チャットアプリで「〇〇の制作を開始します」と言った感じで宣言し、作っていきます。
他の人とネタが被るといけないので、その日の朝に「1〜10まで担当します」などと、朝イチに連絡する形へと変わっていき…

これがかなりのプレッシャーになっていました。
学校に行く日は限られているので、時間はあるのですが…ネット上の、お仕事上の。。やりとりはきついです( ;∀;)

でも月に2,000円はもらえるくらい頑張りました。それにココナラの依頼も重なって…重い。嬉しいことなんですけどね。

続きます。




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心に芽生えたクローバー

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