どうも、たけるです。
タイトルにあるHSPとはなんでしょう?
僕はつい最近この単語を知り、「自分はHSP気質なんだ」と腑に落ちたのです。
例えば、
などといったことで悩んだり苦しんだりしていませんか?
これらは単なる「弱い人間だから」という決めつけではなく、「HSP」だからなのかもしれません。
いきなり言われても「えぇ…?」ってなると思うので、これから詳しく書いていきますね!
しんどくならない範囲で読んでもらえれば嬉しいです。
■目次■
HSPとは?
HSPとは、 アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン氏が提唱した概念で、「Highly Sensitive Person」の略、 「人一倍敏感な人」という意味です。
「感覚や人の気持ちにとても敏感で、ちょっとしたことにも気づく、気遣いに長けている」と同時に、「強い刺激に圧倒されたり、多くの人の中にいると、すぐに疲れてしまったりする」という特徴もあります。1万年堂出版より
周りの人よりもこころが過敏に反応してしまって、それで自分がしんどくなっちゃうんです。
それも決して表には出さず、こころの中に溜め込んでしまいます。
HSPの簡易チェックができるサイトがありますので、そちらをご紹介します!
ちなみに…僕のスコアは「113」でHSP度は【強】でした(;´∀`)
具体的に…
冒頭にも書きましたが、より具体的に
僕が実際に感じている症状をリストにまとめてみますね!
- 怒りの感情に弱く、他人が怒られていても自分のことのように感じる
- 自分が怒られたらこころにぽっかりと穴が空き、ずっとその感情が消えない
- その場の空気感がハッキリと感じられて、居心地がとにかく悪く感じる
- 対人関係が苦手で、友達と遊んだ後は著しく疲れる
- 面と向かうだけでなく、LINEなどでも常に相手の様子をうかがう
- 自分の意見よりも周囲が嫌な気持ちにならないことを優先する
- 「何でみんなは平気なの…?」と孤独な感覚に陥る
- 「休む方法」が分からず、ずっとこころが重い
- 「学校」という集団での生活があまりにも苦痛
など…挙げ始めたらキリがありません^^;
僕の場合、これらは幼少期から感じていて、今更「直そうね」と言われて簡単に変われるものではないです…
あなたは当てはまるものはありましたか?
「怒り」に敏感
「怒られる」ということは、今後の人生においても避けて通るのはかなり困難なことです。
でも、それが困難であることが分かっていたとしても、それでも避けたいんですよね。
誰だって怒られるのは嫌です。でも、あなたにとって”怒られる”ことによるダメージはどのくらいですか?
僕は、怒鳴られ方や内容によらず、怒られたら50HPくらい削られて…その日はずっとそれが頭の中から離れないでしょう(苦笑)
今は自分が怒られることを挙げましたが、他人が怒られているのを見て、あなたはどう思いますか?
これもまた僕の経験なのですが、教室で先生がとある子に叱りました。
その子は下を向いています。
それを見た僕は、心の中が大洪水。
自分も泣きそうになる、というか、苦しくてたまらなくなるのです。
自分は悪いことをしていないし、ミスもしていない。
でも、まるで自分が怒られているように感じる。
更にはその子のミスを見て、
それくらい、「怒られる」ことが怖いんですね。
いろんな先生の怒っている姿が、今でもフラッシュバックとして現れます。
五感が嫌なほど優れている
これは感じたことがある人が多いのでは?
五感、というと
- 視覚
- 聴覚
- 触覚
- 味覚
- 嗅覚
ですね。この中でも特に聴覚。僕はこれが一番です。
本当に些細な音のせいで苦しくなったり不安になったり、不快になったり。
他の人なら絶対に気にならないであろう音にも反応してしまいます。
ショッピングモールなどに行くと、顕著にそれが現れるでしょう。
めっちゃ遠くの子供の泣き声が耳に残って、変な焦燥感に駆られたり。
場合によってはパニック発作を起こしてしまったり。
もう、アンテナ立ちまくりで疲れますわ…
5本のアンテナ全てが悪い意味でハイテクすぎて、しんどいわけです。
他にも、セーターを着た時のチクチクする感じが異様に気になったり、
遠くの匂いで気分が悪くなったりすることもあるようです。
孤独じゃないのに孤独に感じる
友だちと遊んで。
のあと。
変な空虚感といいますか、帰りの電車でものすごくつらくなるんです。
“友だちともっと遊びたかった” とは違うんですよね。
ものすごく、ぽかーん…って。不安な気持ちに襲われたり。
その時の孤独な感じは未だに拭うことができないんですね。
その他の場面では、
例えばグループLINEが盛り上がっている時とか。
もう THE孤独 でしょう。
だって、空気が違うんだもん。
自分が入ってはいけない、とも感じますが、入ろうと思えないとも感じますね。
誰かと一緒にいる時とひとりでいる時とのアンテナの張り具合のギャップが大きすぎて感じてしまうんじゃないかな?
って思っています。
家族にでさえ気を遣うことも
一番身近な家族。親や兄弟。
自分の意見を強く出せていますか?
引っ込み思案なことが多いと思うんです。
そりゃ全てが全て言えないというわけではありません。
その流れで…というパターンが多かったりします。
自分からの提案!というのはなかなか難しかったりしませんか?
まず、自分の意見というものを引き出せない、あるのか分からない。
同じ感覚の人は読んでくださっている方の中におられますかね…?
僕はこの点に関してはトレーニング中です。
精神科の主治医と一緒に、自分を変えるためにいろんな方法を試しています。
自分を表に出せない
上と似ていますが、
自分という存在が薄く感じるんです。
たとえ話したいことがあっても抑圧してしまう。
結局、周りに合わせていく形になって苦しい…ってなります。
え。。。どうしたらええの。。。
ってなっちゃいます!!
自分の意見を押し出そう…としても、
これがまた自分を苦しめるきっかけになっちゃうんですね。
「休む」ってなに?
僕は、
“休む”ってなんだろう?
と考えることがよくあります。
でも答えがでません。
これまで休んだことがない、というか、脳はコンビニ状態な感覚でここまで生きてきましたから…(24h営業)
もちろん「欠席」などの休み、とは全く別の話ですよ。
いつになったらアンテナを寝かせてあげることができるのだろう。
自分優先で物事を進めることができるのだろう。
いくら考えても分かりませんでした。
こればかりは本当にどうしようもないのかもしれません。
だから、僕は決めていることがあります。
- 1日の中で小さな幸せを見つける
- 今起こっていることは、自分をどの方向に向かせてくれるのか考える
- 毎日日記を書いて、今日は〇〇の時間にちょっと余裕を感じたかも!って考える
どうかな?(笑)
日記の効果は本当に絶大なんじゃないかと感じています。
書き続けて約1年半ですが、過去のものを見るとなかなか面白いですよ(笑)
自分がどれだけ成長できたか。思考の変化があったか。
本当によく分かります。これは大事だと思う。
でも、未だに答えはでませーん。(笑)
褒め言葉が当たり前に
また少しトーンが戻りますが、
この記事を読んでくださっている方は「褒められる」ことが多いのではないでしょうか?
僕も小さい時(1,2歳の頃)から、周りに
「いい子やね」「かわいいね」「優しいね」「賢いね」
って言われまくりました。
この記事を書きながらいろいろ思い出しました。
もしかしたら、「僕」の基礎は、この時の「いい子ちゃん」なんじゃないか?って。
いい子ちゃんの土台ができたら、そこから先はどんどん積み重ねていくだけ。
幼稚園に行っても、小学校に行っても、褒められることばかり。
もう、「当たり前の世界」になっていて、
「褒められて嬉しい」なんて感情がなかったんです。
僕は褒めて伸びる子っ!…にはなれなかったわけです。
(でも怒られたら逆に伸びないという面倒な性格)
「よしよし」が当たり前になったらどうでしょう。
ハードルが上がっていくと思いませんか?
ここでまた、自分がしんどい道へと追い込んでいくのではないかと僕は思います…
HSPって悪いものなの?
ここまでの流れでくると、
でも違う。HSPは決して悪いものじゃなく、『生きづらい』だけなんです。
逆に強みとして、『活かす』こともできるのです。
クリエイティブなこと
HSP気質の人は創造力が豊かといわれています。
まず五感が優れていますし、感受性も強い。
自分で言うのもなんですが、僕も芸術系、デザイン系が得意でして…
張り巡らせたアンテナを負のものとしか使わないのは、はっきり言って『損』です。
ちょっと言い方悪かったかな。でも、本当にそれがあなたの才能なら…
少しそういった分野にも手を触れてみると、違った世界が見えるかもしれませんよっ!
本当に「ぽんっ!」ってアイデアが浮かんだりすることもあって、
親からは、
普段疲れる分、僕はクリエイティブ系を趣味として上手くやっています。(実際潰れることも多々ありますが汗)
将来もクリエイターとして活動していけたらいいな…と思いながら療養中です!
療養中の理由については以下から↓(興味を持っていただけた方は是非)
心のケア
周りに、同じように苦しんでいる方はおられませんか?
HSPに限らず、こころを閉ざしたりしながら生きている人がたくさんいると思います。
『生きづらさ』をずっと経験しているなら、その人の気持ちも分かる点が多いのではないでしょうか?
つまり、『気配り』『思いやり』など、一見「自分がしんどい」などと思いがちですが、
それで救われた…という人がいたらどう思いますか?
ただ単にウェイウェイのノリで遊んで疲れて帰るより、断然気持ちよくいられると思いませんか?
例えば、あなたが上司、又は先輩だとします。
部下、後輩の様子を見ているとつらそうなのがすぐ分かりますよね。
そう。小さな変化にも気づきやすいし、空気も感じやすい。前半で少し触れましたよね。
自分がしんどくならない範囲内で、そういった人たちへの接し方を変えてあげたりすると、
本当に救われたり落ち着いたりする人はいるはずです。
僕はそういったことも含め、『メンタルケア心理士』の講座を受けまして…
もう少し学習を深めてから資格試験に望むつもりです。
もちろん「押し付け!」とかじゃなくて、
余裕のある時に、自分の特性を上手く活かすことができたらいいんじゃないかな、って思いました。
そういった、相手のこころを思いやるチカラも自然と身についているのではないでしょうか?
(逆にこのせいで疲れることも山ほどありますが…)
向いている仕事
HSP気質だからこそ、本領発揮できる仕事ってたくさんあると思うんです。
僕は、まだ社会人としての経験があまりないですが、ある程度パターンとしては絞り込めます。
僕なりの考えですと、
- 少人数の職場・仕事
- 発想力が問われること
- 人間関係が大きくなりすぎない仕事
- 個人的作業
- カウンセラー
など。
僕は主治医や親からも言われていますが、『雇われる』ことに対して無意識の圧がかかるんです。(人の何十倍も、らしいです)
だから働く上での最終目標はフリーランスかな?といった感じです。
まだまだ世間知らずの19歳なので、今後経営などについても学んでいけたらなぁと思っています。
とにかく、
《団体が苦手》
ですね(笑)
まとめ
母親も若干HSP気質なんじゃないか、と言われていますが、
HSP同士だから分かりあえることがある。
HSPなんて言葉は昔はなかったから、病院に行っても何も異常はなく「ずっと苦しかった」って。
その「苦しい」を吐き出す先がないことが最も苦しいのではないでしょうか。
実際のところ、まだ認知度も低く、僕の精神科の主治医でさえも知りませんでした。
僕がHSPについて紙にまとめて主治医に
それが今の病気の治療における、ひとつの大きな手がかりにはなったと思います。(自己肯定)
《「うつ」は甘え》と同じように、HSPも「甘え」「弱虫」と捉えられることがほとんど。
本当に、本当に認知が広がってほしい。そう願っても、難しいことなのでしょうか。
でも確実に「HSP」というワードの出現は増加しています。
ネット上でもそうですし、本もたくさん出版されるようになりました。
自分の特性を、『個性』として活かせる日が来るまで。
僕も少しずつ試行錯誤してみるし、
みなさんにも、何かひとつでもきっかけになることがみつかることを願っています。
無理せずゆっくりいきましょう。
それが、僕たちにとっての『第一歩』なのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
僕はみなさんを応援しつづけます!
たける
あわせて読みたい
自分だけの人生でいいじゃん。
「学校」が苦しかった僕からのメッセージ
「通信制高校」に通った僕が感じること