学校に行くことが全てじゃないよ。
どうも、たけるです。
以前にも同様の記事を書いたのですが、今回は改めてみなさんにお伝えしたいと思います。
こちらもご覧ください
学校にとらわれないこと(以前の記事)
「通信制」という言葉で不安になってしまう方へ
伝えたい事は最初に書いた通り。
学校に行くことだけが全てじゃない、ということです。
では僕の経験を交えて詳しく話していきますね!
僕の1つめの決断
今の日本では、小学校から中学、高校、大学又は専門学校へと進学していくのが一般的かと思います。
僕はその「学校」で人生を大きく左右されたのですよ。
僕は小学校3年の時から不登校気味でした。
少し詳しく話すと、僕は小3の新学期から転校だったんですね。
全く知らない環境…全く知らないクラスメイトたち…
そんな中で、僕は担任から言葉の暴力を受け続けました。5月頃からずっと。
しかも僕だけ。他のクラスメイトたちには一切そんなことはしませんでした。
今で言えばパワハラにも繋がりかねないでしょう。
当時はそのような言葉が浸透していませんでした
毎日理不尽な怒られ方。
それも黒板の前(担任のデスクの前)まで呼ばれて、みんなの前で泣かされて…
体調不良で給食が食べられなかった時も、
ー10分後ー
これが原因で食も細くなり…給食に関してはほとんど食べられなくなりました。
「怒られる」ことにも過敏で極度の恐怖になり…
教科書などの忘れ物チェックは1日4時間ほど行う徹底っぷり。
ここから僕の「不安障害」と「嘔吐恐怖症」が発症していったのです。
だから学校に行くことがとても辛くて…
小6の地点で、
中学にも高校にも行かないつもりをしていました。
でも現実そういうわけにはいきませんよね。流れに身を任せ…中学卒業、高校進学までいきました。
ここで、さらに僕に追い討ちをかけるような事になったのです。
入学した高校は自称進学校。…つまり勉強オンリー。この時の取り柄が勉強しかなく、周りからも塾からも称賛され…トップへ向かえ、ということで。
僕は「否定」や「逃避」することが苦手、というよりも人生においてあまりした記憶がない…
言われるがままに毎日勉強漬けの生活…夜中の3時まで勉強、翌朝は6時に起きて早く学校へ登校し勉強。
そんな生活を余儀なくされました。最初の方は泣きながら数学の問題集を6周も繰り返し…
その結果、成績はクラストップ。学年でも3位でした。評定平均は4.8。すごくないですか!?
しかしこれが僕にさらにプレッシャーをかけることに。
これが今後にかなり影響してくることになるのです。
ここで遂に問題が発生。
2015年12月、うつ病の発症です。
それから僕は全く学校に行けなくなりました。
でもその時僕は
そう思っていました。
それから数カ月後…
セカンドオピニオンを探している時、とある医者と出逢いました。
これが今の主治医。彼との出逢いが、僕の人生を再び変えることになるのです。
彼は「認知行動療法」を得意としており、これによりその人の思考の偏りをマイルドに、そして精神疾患の再発を防止しようよ、というものです。
その治療を始めてから、僕を取り巻くさまざまなものが変わって見えてきました。
一番は学校です。
そう思えるようになりました。これは大きな進歩だと思いませんか?
他にも完璧主義がすこーしだけどマシになったり、「忘れ物をしても何とかなる!」と考えられるようになりました。
そして人生で一番大きな決断をすることになります。それが…
かなり悩みました。でも、週0,1の保健室登校である現状を維持したままでいいのか?毎回発作起こして早退。意味があるのか?と考えるようになり、
高2の1学期末に通信制高校へ転学することを決意しました。
通信制高校に転学、週に3つの授業を選択すればいいコースを選び、自分のペースで好きなことをしながら生活を送っていました。
これでよかったんです。人としても変われた。うつになっていなかったら、これからももっと苦しい生活を送っていたことでしょう…
だから「通信制高校」への転学,入学は決して悪いことではないし、むしろ性格にあっていることもありますよっ!
僕の2つめの決断
延期
なんか僕の話ばかりになってすみません。。。
そんな通信制高校での生活もあと1年。つまり、受験です。
高校選びで苦しい想いをした方はたくさんおられるのではないでしょうか…?
なのにまた進路選択…周りからは「いい大学」とか言われるけど、今勉強できないよ…
みたいな声をよく耳にします。
まさに僕もそれだったんですね…
割愛しますが、僕は映像の専門学校へ行きたい!ということでAO合格。
夏までに決まったので比較的気楽だったかもしれません。
しかし…新年度が近づくにつれて、体調に異変が。
解離性障害を発症いたしました。
ここでDr.ストップ!!!!!
入学延期
という措置をとりました。
多分、大半の方はこう思うでしょう。
僕もそう思いまして…
でも心身のことはコントロールできない。
この1年は「専門学校へ行くための充電期間」と捉えて過ごすことにしました。
もちろん劣等感は抱くし、出会った知り合いに
これ一番キツイやつ(笑)
とりあえず「療養中で来年から行くことにしたんですー」的にうまーく流す。
そんな感じで「入学延期」という形になったけど、僕的にはこの選択でよかったな、と思っています。
留年,浪人の方も同じような想いでしょう。
「周りに置いていかれる」不安感はなかなか拭えないものです。
でも、
- 「もしあのまま突き進んでいたら」
- 「もし滑り止めの大学を選んでいたら」
と考えてみてください。
きっと何かが見えてくるはずです。
僕の3つ目の決断
辞退
長くなるので少し削ります。
そんな休養期間も半年以上が過ぎ、体調も回復
にはむかいませんでした。
むしろ別の面が悪化している。
これで本当に通えるのか、、、?
ずっと自問自答していました。
悩みに悩んで出した結論は
入学辞退
です。
ここまでの流れを見てきてくださった方なら分かると思います。
小学校の頃からずっと学校という枠にはまり続け苦しい想いをし続けた。
ようやく高校でひとつ脱出できたものの、しんどい。
更には専門学校…精神疾患というハンデを抱えて通える自信は…なかった。
ただ「学びたい」という気持ちは強かった。
「学校」というものに囚われ続け、ここまで生きてきましたが、
一皮むける時がきたようです。
僕はこの休養期間を決して無駄だとは思わない。
むしろ濃密な、大切な1年間だったと思う。
「学校」以外の選択肢
スクール
学校は辞めても、映像は学びたい。
何せ来年度からどうするねん、って話。
そこで見つけたのが「スクール」。
学校ライクなところです。
専門的なことも学べる、どちらかといえば大人が通うようなところです。
僕は来年からそこに通おうか検討しています。
簡単に言えば専門学校を通信制にしたような感じなので、比較的楽です。
資格取得
僕も休養期間のはじめ頃から「メンタルケア心理士」というカウンセラーの資格を勉強しています。
同じように苦しむ人を救いたいから。
そして自分自身のことも詳しく理解しておきたいから。
その他にも資格は山ほどあります。
一般教養とは違うので、将来お仕事に就く時にも活かせるかもしれません。
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他にも
たくさんの選択肢があると思います。
「自分のやりたいことがない、でも学校には行けない。」
それは悪いことではありません。学校に行かない分、周りよりも『やりたいこと』や『目標』を見つける時間があるのですから。
だから落ち着いて、少しずつ自分を見つめ直してみると、何か気づくことがあるかも…!
最後に
本当に長い僕の話についてきてくださりありがとうございました^^;
世の中での常識と呼ばれるものや、世間一般の固定観念に振り回されるのはもうやめてみませんか…?
きっとこれまでとは全く異なった未来が見えてくるはずです。
今の僕を見てください。
大きな決断を何度もし、精神疾患を抱えながらも”今”を生きている。
笑って生きている。本当に幸せなことです。ありがたいことです。
今、たくさんの苦悩を抱えておられるみなさんにも変わってもらいたいのです。
幸せになってほしいのです。楽になってほしいのです。
少し力を抜いてみませんか?
全てを一度捨てきる覚悟で、翼を広げてみませんか…?
とにかく言いたいこと。
“今”を大切にしよう。
“今”を大切にすれば、未来も広がる。
己をしっかり持って。着実に前に進んでいけたらいいな、と思っています!
最後までお読みただきありがとうございました!
通信制高校についての相談などもお受けします。いつでもコメントしてくださいね(^^)
たける
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