このマーク。
赤く目立つからといって、
ただのオシャレなんかじゃありません。
今回はこの「ヘルプマーク」について取り上げていきます!最後まで読んでいただけると幸いです。
ヘルプマークって?
込められた意味
ヘルプマークの発信地は東京都です。
作成にあたって、以下のような想いを込められていました。
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
引用元 : 東京都福祉保健局HP より
見た目では判断し難い方のためのマーク。
長時間立てなかったり、倒れることが多かったり。症状は人それぞれ違います。
助けを求めるのが難しい。
でも支えがないと、もしもの時に大変なことになる。
そういった方々の「助けて」という声をカタチにしたのが「ヘルプマーク」です。
見かけた時は…?
最近は少しずつ普及しつつあるので、見かける機会もちらほらあるかと思います。
見かけたからといって、
「ほんの少しの配慮」が本人にとって「大きな支え」へと変わります。
電車の中で立っておられるのを見かけたら、席を譲っていただくなどの配慮をいただくことで、救われる方がいるのです。
見かけで判断できない身からすれば、
ひとりで葛藤しているそんな中で、あなたの小さな言動があれば本当にありがたいんです。
なので、見かけた際に
精神疾患は?
最近ではよくポスターが貼られているのですが、どのポスターにも「精神疾患」というワードはありません。
本来の趣旨とは少し違うようでして。
でも僕は「精神疾患」というワードを大切にしたいです。
もちろん身体面で不自由な方もたくさんおられる。でも精神面で苦しむ方も同様に…
「苦しんでいる」こと自体に変わりはないのです。
よく寄せられる声は
もちろん!!
僕なんて双極性障害、解離性障害、パニック障害、不安障害…とか患っていますが、つけさせてもらっています。
倒れちゃったり過呼吸になっちゃったり、いろいろと大変なので(^^;
ポスターへの記載は規則上できませんが、当事者からの発信で何かが変わると信じています。
実際に
気持ち
と、たくさん叩かれました。
とてもつらかった。
こう思われる方も少なくないと思います。
そしてよく言われるのが「甘え」です。
優越感に浸って、自分では何もしないんじゃないの?的な。
でもね、ヘルプマークをつけている人にそんな余裕はないのです。
外出する時の不安はとても大きいです。
よし。と覚悟を決めて電車に乗る方もたくさんおられます。僕もそのうちのひとりです。
できごと
実際、僕も実際に救われたひとりです。
電車でパニックを起こしそうになった時、優先座席に座らせてもらいました。
周りの視線は少し冷たかったけど、ヘルプマークを見ている方が多くおられて、存在を知っていただけるチャンスだと思って、しんどいながらも耐えることができました。
それだけでなく、駅で倒れた時にヘルプマークを見て声をかけてくださった方もおられました。その後救急車を呼んでくださり、本当に助かりました。
このように「助かった!」という方もいれば、「つらかった…」と思う方もおられるのです。
これは人それぞれの価値観があるから仕方がないとは思うんです。
みんなに受容されよう、なんてことは厳しい。
でもひとりでも多くの方にヘルプマークの存在を知っていただくだけで、安心して外出できます。
普及活動
僕はヘルプマークで救われる方はたくさんおられると思っています。
そしてもっとたくさんの方に知っていただきたい。知っていただくだけでいいんです。
「こういうのがあるんだな…」くらいで。
そこで普及活動を続けています!
主にポスター制作。お世話になっている薬局さんや知り合いのお店等で貼らせていただいています。
そしてTwitterでも活動しています。
すると、たくさんの方が拡散してくださり、いろんな方の目に留まるようになりました。
前述しましたが、
更には僕が投稿したポスターの画像を保存して印刷、ご自身のお店に貼っていただいた事例もありました!何も頼んでいないのに…とっても嬉しかったです。
最後に
ヘルプマークはマタニティマークなどと同じように、非難する声も決して少なくありません。
でも、堂々としていていいと思います。
少々強い言い方になりますが、
電車であれば、席を譲るのも譲らないのもその方の自由でしょう?
ではヘルプマークをつけるのもつけないのも自由なのではないでしょうか?
席を譲ってもらうためのマークではない。
特別扱いされるためのマークでもない。
僕は「こころが繋がるしるし」だと思っています。
ヘルプマークは「お守り」として考えています。つけていることで少し安心できませんか…?
甘えとかじゃありません。
もし何かがあったらどうしますか?
このマークがあれば、きっと助けてくれる人も増えるはずです。
徐々に普及してきていますが、知らない人が大半でしょう。
でも駅のコンコースなどでポスターを見かけることも。
導入する都道府県も少しずつ増えてきています。
僕のポスター、是非使ってください!
東京都からの許可もちゃんといただいております☆彡
印刷などをしていただける場合は下のボタンより高解像度版をダウンロードしてください!
どんどん広めましょう!
そして苦しみから少しでも抜け出せるように…日常生活の負担が少しでも軽くなるように…
みんなが同志です。
同じように苦しんでいます。
というわけで今回はヘルプマークのお話をさせてもらいました。
今回は精神疾患のことも話しましたが、もちろん義足や人工関節の方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、外見からでは理解し難い方のためのマークにもなります。
そういった方々の支えにもきっとなる。
「ヘルプマーク」
広まればいいですね(*´ω`*)
これからも活動をつづけていきます!
最後までご覧いただきありがとうございました!!
たける